勉強術03 「苦手科目」を「得意科目」にしようとするな

得意科目、苦手科目との付き合い方でモチベーションが変わってくる。
ちょっとした攻略ポイントを教えてもらいました。
ほとんどの人には、「得意科目」と「苦手科目」があります。
たとえば、英語の勉強で「ライティングは得意」だけど「ヒアリングは苦手」。
会計の勉強で「仕分けは得意」だけど「原価計算は得意」。
すべての科目が得意であればその試験に合格間違いなしですが、
そのようなケースは極めてまれです。
この「得意」と「苦手」に対して
どのようにアプローチしつつ勉強を進めていくかが、
モチベーション維持の鍵を握ります。
モチベーションが下がっていく人は、
たいていの場合「苦手科目」にエネルギーを使うものの、
改善できないために自信を失い、
得意科目まで点がとれなくなってしまうパターンに陥ってます。
これに対して、
高いモチベーションを維持し、効率的な勉強をしている人は、
「得意科目を伸ばす」ことに集中しているのです。
「苦手科目」を「得意科目」にしようとすると、かなりのエネルギーを消耗します。
これは脳科学的にも実証されていることです。
その過程で、心身共に疲弊し、モチベーションを下げてしまいます。
逆に、「得意科目」を「さらに得意な科目」にするのには、
それほどエネルギーを必要としません。
得意なことでは成果が得やすいため、
その達成感からさらにモチベーションが高まっていきます。
もちろん苦手なことを放置していれば
資格取得の試験を突破することはできません。
苦手なことは普通レベルまで持っていきましょう。
その近道は、得意な人から教えてもらうことです。
得意な人は頭の中で知識の整理が上手にできております。
それを盗むのです。
教えてもらうことに罪悪感を抱く必要はありません。
なぜなら「教えること」で本当に学べるのは教えた本人だからです。
得意科目を伸ばすことでモチベーションを高め、
苦手科目に最小限の労力しかかけなければ、
モチベーションを維持しやすくなります。
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