勉強術04 失敗と成功のギャップを仮想する

長期間にわたる勉強中に避けられない中だるみ。
そんなときに効果的なワークを紹介してもらいました。
モチベーションを上げるために
多くの方が提唱している方法として
「成功シーンを描く」というものがあります。
資格取得の勉強の先には合格がある。
合格に歓喜している自分。
念願の資格を手に入れた自分。
その資格によって今までできなかった仕事ができている自分。
このような成功シーンを具体的にイメージすると、
モチベーションが上がるというわけです。
しかし、この方法で実際にコーチングを行っても、
上手くイメージできる人とできない人が出てきます。
そこで私は、ある時から逆に「失敗シーンを思い描いてください」と
生徒さんにお勧めすることにしました。
これは私が
「仮想の世界で一度失敗する」と名付けているワークです。
試験に落ちてがっかりしている自分。
周囲に言い訳をしている自分。
昨日と変わらない日々をおくっている自分。
不思議なもので、成功シーンをイメージできなかった人も、
失敗シーンなら簡単にイメージできます。
これは、人が成功よりも失敗の経験を多くしているからでしょう。
そのうえで「次に成功シーンを描いてください」
と言うと、
失敗の逆を思い浮かべるだけで済むため、
ほとんどの人がスムーズにイメージできます。
失敗と成功のギャップを目の当たりにすることで、
目標とする資格が人生にとっていかに大事かを確認し、
本気になれるという効果もあります。
失敗と成功のギャップの確認は簡単にできます。
また、モチベーションが下がってきたな、というときに繰り返すと、
モチベーションの維持にもつながります。
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