アスラン編集スタジオ

差別化塾01「小さな鍋」と「人の手」セゾンファクトリー

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株式会社セゾンファクトリーの企業紹介

株式会社セゾンファクトリー
ジャム、ドレッシング、飲料などを販売する食料品メーカーである。
同社の商品は全国の有名百貨店で販売されており、
帝国ホテル、ザ・リッツカールトンなど有名ホテルも取引先として名を連ねている。
本社は山形県東置賜郡という場所にありながら、
新卒採用のエントリーが3000人を超える(平成23年度)というのも驚きである。

同社の差別化は「手づくり」にある

同社が扱うジャム、ドレッシングは、
商品としてはどこにでもあるものと言える。

しかし、同社は「旬の素材をていねいに手づくりする」という
創業時のこだわりを現在も引き継ぐことで、
他社とは差別化を図っている。
果物、野菜など素材は高級素材を独自に調達。
「人の手の力」を信じ、徹底的に「おいしさ」にこだわっているのだ。
実際、「日本経済新聞NIKKEIプラス1」の人気ドレッシングランキングで
「にんじんドレッシング」が1位を獲得(2012年9月)するなど、
そのおいしさはあちこちで評価されている。

シンプルだけど真似できない手法

「手づくりでおいしいもの」という考え方はシンプルだが、
「手づくり」を企業が実行するのは難しい。
同社はあえて小さな鍋を使い、
職人一人ひとりが目の届く範囲で手づくりをしている。
それは、多くの企業が行う
「量産化によるコストダウン」とは正反対のベクトルである。
手づくりで量産化はできないからだ。

個人経営の店ならまだしも、企業レベルで行うためには、
職人の技はもちろん、コスト管理や製造管理など、
さまざまなノウハウが必要であるのは言うまでもない。

「手づくり」を実現できる要因

その製品戦略を実現しているのは、
「地域一番店の百貨店で売る」という販売戦略にもある。
消費者から信頼されている場所で売ることで、
同社の商品へのこだわりを理解してもらえるのである。
同社の「手づくり」を他企業が簡単に真似することは難しいだろう。
その分、価格の決定権を持つことができるという
大きなアドバンテージを持つことができるのだ。
数量限定という同社の特徴を活かした価格戦略である。

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・コストをいったん度外視して、こだわりを実現する方法を考えてみよう
・他社とは正反対の手法は何かを考えてみよう
・どこで売れば、自社のこだわりを理解してもらえるか考えてみよう

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