アスラン編集スタジオ

差別化塾03 製造する様子が見えるイートイン型の店舗を経営 横丁とうふ店

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横丁とうふ店の紹介

横丁とうふ店は、
製造する様子が見えるイートイン型の店舗を経営する豆腐店である。
ただし、その売上げは「豆腐」より「だんご」が占める割合が大きいという。
平成12年に山形市にある大沼デパートで行ったフェアでは1日1,000本の売上も記録。
「大石田だんご」から「最上川千本だんご」に改名した。

付加価値の高い商品をイートイン方式の店舗で販売

もともとは卸を中心に営んでいた豆腐店だが、
製造直販へ業態転換した際に
製造する様子を見ながら食べられるイートイン方式の店舗をオープンさせた。
大胆な改革が成功した理由は、商品の高付加価値化である。
同店が大切にする安全、安心をアピールするために地産地消を展開。
原材料にこだわり、添加物をいっさい使わずに手間暇かけて
商品の差別化をはかっている。

打ち出し方で差別化をアピールする

「原材料にこだわり、添加物を使わない」という点では
同様の方法で差別化を図る店は多いだろう。
同店が秀逸なのは、その打ち出し方である。

「最上川千本だんご」のキャッチフレーズは「明日には硬くなるだんご」。
天然素材にこだわっている、添加物を使っていない、
本当の手作りであることをアピールするため、
あえてマイナスと思われる商品特性をキャッチフレーズにしているのである。

「お客さまへのお願い」で商品特性への理解を促す

さらに、同社はお客さまにお願いとして
「1本からでもお作りいたしますから、
本日中に召し上がる分だけお買い求めください」としている。
こだわりの手作り品であることをさらに周知させ、
さらに「1本からでも作るから」という接客姿勢も伝えるお願いである。
お願いでありながら、商品の価値をしっかりアピールしているのだ。

付加価値の高い商品も、その価値を知ってもらわなければ意味がない。
その意味で、同店の「打ち出し方」には見習うところが大きい。

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・自社のこだわり、商品特性はお客さまに十分伝わっているか考えてみよう
・商品キャッチコピーを見直してみよう
・商品紹介の文章を見直してみよう

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