真実の英語勉強法02 3大英語勉強法が間違っている理由

真実の英語勉強法を紹介する前に、3大英語勉強法である
「音声を聞き流すだけの勉強」
「ネイティブ講師の英語塾」
「英語の資格対策のための勉強」
のどこが間違っているのかについて解説したいと思います。
1つ目の勉強法の「音声を聞き流すだけの勉強」は、
英会話を聞き流しているうちに英語が自然に身につくというものです。
しかし、これが本当なら、洋画や洋楽が好きな方も
英語を聞き流しているという点では変わりないわけですから、
ある程度の英語力が身につくはずです。
私はこれまで数千人の生徒と接してきましたが
「洋画を見ていたら、突然、英語がわかるようになりました」
なんて人には会ったことがありません。
英会話を聞いて勉強になるのは、英文法をきちんと理解している人だけです。
この部分の文法はこうなっているんだなと理解しながら
英会話を聞くことではじめて勉強になるのです。
2つ目の勉強法の「ネイティブ講師の英語塾」は、
講師と楽しく会話することを主体にした授業が大半です。
講師と話しているうちに、軽いコミュニケーションは
できるようになるかもしれませんが、正確に意思疎通できるレベルの英語は身につきません。
なぜなら、この授業スタイルは、英語学習の基礎である
英文法を理解しないまま、会話のパターンを丸暗記しているに過ぎないからです。
そのため、実際のコミュニケーションの時に記憶にないパターンの会話が出てきた途端、
どんな表現で自分の考えを伝えていいかがわからなくなります。
コミュニケーションとは、応用の連続です。パターンだけをインプットしても上達はしません。
これに加えて、ネイティブ講師には、
英語学習の基礎である英文法をあまり気にしていない人が多いという傾向があります。
ネイティブ講師にとって英語は母国語なので英文法は必要ありません。
私たち自身もそうですね。日本語の文法をそれほど理解していなくても、
日本語を読む・書く・話すに不自由することはありません。
これと同じことです。
しかし、母国語以外の外国語となると話は別です。
習得するには文法理解が必須となります。
なぜ、文法が必要なのかは、次の項でくわしくお話していきます。
3つ目の間違った勉強法の「英語の資格対策のための勉強」。
日本で行われている英語資格の試験の大半は
英語圏の人からすると解くのもバカバカしくなるような幼稚な内容です。
そのため、いくら高得点をとれるようになっても
ビジネスの場で使える英語力を習得したことにはなりません。
もし、どうしても英語の資格が必要なら、先に英語力を高めることです。
まともな英語力がある人なら資格試験で自然に高得点がとれるものです。
英語力をつけることを優先すれば、
「使える英語力を身につける」「英語の資格がとれる」の両方を達成できるので合理的です。
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